前十字靭帯断裂からの復帰①ー断裂~手術前編

健康
説明時に先生がその場で描いてくれた手術説明図

2023/2/19 スキーで右膝前十字靭帯を切っちゃいました。ケガ~手術~リハビリ~復活までを書いていく予定です。自分の記録用に書いていますが、同じケガした人の今後の参考になれば幸いです。

今回は”断絶~手術前編”です。

→次の記事 ”前十字靭帯断裂からの復帰②ー入院/手術編” へ

経過

ケガ当日:右膝前十字靭帯損傷

その日は、青森県八甲田山でバックカントリースキー。午後の半日ツアーで転倒。転んだ瞬間、右膝から“ぶちっ!!”って音が、立ち上がろうとしても膝崩れして立ち上がれない・・・・・”靭帯やっちまったな~っ”とそこでなんとなくわかってしまったのでした((+_+))

私の場合痛みが強くなかったこと、ケガした場所的にスキー場エリアへ戻れる位置だったこと、ツアーガイドさんと仲間の協力もあり、片足滑走で下山できたのはとっても幸運でした。下手したら、担いで降りてもらう/ヘリ呼ぶとかになっていましたので、まじやばかった。

下山後、パトロールセンターでギブス固定、飛行機で東京へ帰宅。

右膝ケガ後、青森空港で飛行機待ち時の写真 右膝仮固定/JALに車いす借りてます

ケガなどの場合、大手航空会社は車いす貸してくれたり、席を足元広めの席に変えてくれたり、搭乗補助などしてもらえます。ケガなどの場合は、航空会社のカウンターへ相談してみてください。(今回はJALさんに上記対応いただきました。JALさんありがとう!)

ケガ翌日:近所の病院診察(MRI撮影)

”靭帯が切れている”前提で靭帯再建手術に対応しているスポーツ整形外科を探す。所属するスキー倶楽部にいるお医者さんへ相談、脚の手術したことのあるスキー仲間からの情報、ネット情報、自宅からの距離などからJ大病院を選定。

ただJ大病院は”特定機能病院”(高度の医療の提供のための病院)なので基本的に紹介状が必要、また大病院はMRIなどの撮影(→靭帯切れてる判断)に時間がかかりそうとのアドバイスがあったので、近所の総合病院(先のスキー倶楽部お医者さんの照会)でレントゲンとMRIを撮影してもらうことにした。(このあたりの病院を選べるとこは東京に住んでいて良かったと思います。)

もしかしたら切れてないのでは僅かに期待は破れ ”前十字靭帯、プッツリ切れていますね。” との診断、J大病院への紹介状を書いてもらう。

私の妻の場合、靭帯切れていましたが”ただの捻挫”と診断されしばらくそのまま放置、その後”膝崩れ”などから別病院でMRI撮影”靭帯断絶”と診断され、靭帯再建手術となりました。ただ、前十字靭帯切れたまま運動していたので、半月板がボロボロになってしまっております。

素人意見ですが、前十字靭帯損傷の可能性がある場合は”MRI撮影”+”膝靭帯に知識のあるスポーツ整形外科”の受診は必須なんだと思います。

ケガ5日後:J大病院へ転院・再診察(手術決断)

予約のとれたケガ5日後、紹介状、MRI撮影およびレントゲン撮影データなどを持って、J大病院へ。MRI結果と問診、膝を色々いじられ動きなどを診察された結果、やはり前十字靭帯切れてる+半月板も痛めているとの診断結果。

”日常生活だけなら手術しないですますこともできますが、運動するなら手術した方がよいと思います。どうしますか?” の問いに対しては、

速攻で ”手術お願いします!” と回答。この先の楽しい生活(あと数十年はの予定)が膝のけがで制約されるなんて考えられんです!という感じです。

その後手術日程の調整、靭帯再建手術は”膝の腫れが引いた後(概ね1ケ月経過が目安)”+”オペの予約状況/先生の空き状況”とのことで約2ケ月後に決定・・・・これでもたまたまキャンセルがあった日にオペ入れられました。他の病院も結構混んでいるみたいです。

また、”手術前もリハビリをしっかりしておいてください。術後のために重要です。” とのことで、この日から理学療法士の指導でリハビリが始まる。

私は選びませんでしたが、靭帯切れても手術しない選択肢もあるようです。それぞれメリット/デメリットあるので、この辺は人それぞれですね。

7日目~2ケ月経過:手術前リハビリと診察

自宅での手術前リハビリとほぼ隔週での診察/リハビリ指導、あとは手術・入院のための検査・手続きで2か月を過ごす。

自宅での手術前リハビリは、脚と体幹のかなり地味なストレッチと筋トレをじっくり1時間くらい。ともかく地味で面白みのないトレーニング、でも今はこれが最重要だよな~ってほぼ毎日継続(*_*; もっと動きたいって言ったら、歩くのはNGだが自転車のOKとのこと、途中からエアロバイクのレンタル見つけて借りて、追加で30~60分の有酸素運動も追加。

手術前の診断は、炎症などの収まり具合など膝状態のチェック。

事前の手術内容の説明の中で、靭帯再建手術の中にも BTB法/STG法/BQT法(切れた靭帯の代わりにもってくる肉/腱をもってくる部位の差)という三種類あるということ、それぞれのメリット/デメリット説明された上で、”どれにしますとか?”と聞かれる。 んなもんわかるかい!と思いながら、

”お勧めでお願いします” と定食屋の注文みたいな感じで答えた結果、BQT法に決まる(+_+)  

なんか比較的日本では新しい手法みたいですが、 調べてみたらやっぱり 一番よさげだったので・・・ 半月板も痛めているようでそっちの縫合もやるとのことでした。 いや~説明聞いていたら、ちょっと痛い気がしてきた。 がんばりま~す。


先生がその場で描いてくれた再建手術の絵

手術編へつづく(はず)

靭帯再建手術は手術半分/リハビリ半分だそうです。リハビリはかなり地味ですが、復帰のためにはやるしかないっすね。

振り返り

反省点

バックカントリーでケガをする。しかも、滑走不能の一歩手前のケガをしたこと自体、想定すべきリスクだけど、可能な限り避けなきゃいけないことだった。雪面状況と自分の技術を見誤って、調子づいた結果と考える。BCにおいては、マージンの取り方を考え直そうと思う。

良かった点

靭帯切れた時の痛みが軽微だった(個人差が大きい)/ケガした場所が良かったなどの運、足並みのそろったメンバー+ガイドさんもしっかり同行、自分の体力+技術でなんとかなる範囲だったこともあり、自力下山できたことは幸いだった(ほっとした)。ケガをしたという後という意味では、最良の結果に近かった。

良い病院見つけられ、早期の診断、比較的早いタイミングで手術を予定いれられた。やはり、情報を持っている友人/知人にかなり助けられた。(ありがとうございます<m(__)m>)

余談

ケガするまでの調子のってた動画・・・・

ケガした時の八甲田山バックカントリースキーの動画です。綺麗な景色の一部になって滑るのバックカントリースキーは最高なのです。ここにまた、戻ってこれるように頑張りまーす(^^)v

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