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自分の覚書も兼ねて、過去読んで面白かった本の感想、自分なりの活用法(役立て方)などを紹介します。
「つみたて投資の終わり方」は投資アドバイザーのカン・チュンドさんが書かれた定年後積み立ててきた資産(投資信託)をどう取り崩していくかを書かれた本です。
薄々思っていた”私の今の運用内容のダメなとこ”をしっかり言語化し説明してもらったようで、良い本でした。
読んだ切っ掛け
Youtubeなどの動画サイトで紹介されていたものを見たのがきっかけです。
60歳でリタイヤしたい私にとってどう積み立ててきた投資信託を取り崩していくのか?悩みどころ、ただ世間には積立/ためていくノウハウ/ハウトゥ本はあっても取り崩しの本は見当たらないので、飛びついてみました。
本の概要
ざっくりとした内容は、リタイヤ後は
- リスク資産の比率を抑えた、シンプルな構成(例:投信1本+債券など)のポートフォリオ
- 上記ポートフォリオを前提とし、年一回の取り崩しとリバランスで運用する
- 取り崩し率と平均期待リターンを同じにする。期待リターンは3%程度のポートフォリオが望ましい。
というような内容でした。ここだけだと当たり前のこと言っているように思えますが、実際にこれできている人は少ないように思えます(少なくとも私はできてません(+_+))
シンプルな構成については、取り崩し/リバランスをよりシンプルに行うため。
歳を重ねるにつれ複雑な計算などはできなくなってくる。また数種類の投資対象を持っていると、取り崩しのバランスをとるのが大変。なので全世界株式投資信託+債券、もしくはバランスファンド一本などに統合、シンプル化しておくことが必要とのこと。
リスク資産の比率を抑えるのことは、歳をとるとリスク許容度が下がるのでっていう色々なところで言われている話。筆者は、リーマン級の暴落を25%程度に抑え期待リターンが3%程度となるポートフォリオを推奨しています。
定年後に向けた自分の資産運用の問題点を明確に指摘してもらったようで非常にためになりました。
自分なりの活用
読んだうえでの反省( ;∀;)
複雑すぎるポートフォリオ
資産運用を始めて何年たっただろう・・・その間の紆余曲折/迷走を経て、
投資信託 6種類 / 米国ETF 6種類 / 日本個別株 30社以上 /国内外債券 3種類
とシンプルとは程遠い運用になってます。資産集計のために自分でプログラムまで書いている始末・・・・歳とったりしたらこの運用無理だな~となんとなく思ってました((+_+))
この前、友達からももっと絞んなきゃ見ていられないでしょとあきれられた・・・・・
リーマンショックなどの暴落の具体値を意識していないポートフォリオ
正直、リーマン級の暴落来た時に資産がどのくらい目減りするかとか考えてませんでした。漠然と現金比〇〇%、株式〇〇%みたいな感じで、実際に計算してなかったな~。期待リターンを追いかけてリスク資産比率がどんどん増えていく傾向・・・・・
で実際計算してみると、世界金融危機+リーマンショックで40%資産が減るポートフォリオになってました((+_+))
思ったより悪くない・・・こんなもんかなという数値ですが、定年後に耐えられるポートフォリオじゃないな~と反省
今後の対応
ポートフォリオのシンプル化を目指す
売り買いすると手数料かかる+今のところは複雑な運用はOKということで、ボケ率が高まる70歳(+α)過ぎを目途に、最終的には全世界株式(eMaxis Slim オルカン)と日本国債(もしくは債券投信)に統一してを50:50で運用、リスク資産比率を現金で調整する形にしよと今のところは決めた(今のとこ)。オルカン:国債=50:50で残り現金なら、取り崩し/リバランス楽だろというのと、リスク資産比の調整を現金量でやれるなという考え。
あとは、高配当銘柄を中心としたETF/個別株をどうしよかな~というのが悩みどころ。今のところ、管理できなくなったらやめる、上記(オルカン/国債)に移動すんだろな~と思ってます。投信(オルカン)と国債だけじゃ、運用しててつまらないということもある
今のとこは、運用中のNISA、来年から始まる新NISA枠は統合に備えオルカン一本でいくことにします。債券はリターン少ないので
リスク管理:暴落時金額を意識
期待リターンばかり追ってた、リスクはなんとなく見てわかった気になってた態度を反省。自分の資産チェックにリーマン級暴落時の資産減少額/減少率を追加・・・・今まであまり重視してなかった債券が妙にありがたく感じるようになった(;´・ω・)
これベースに定年後に向けた、リスク資産比率/ポートフォリオ考えていきまーす。
まとめ
”登山は上るより下る方が難しい 実は投資も同じです。”という言葉が巻頭に書かれていましたが、その通りだな~と思いました。
良い商品選んであとは積み立てていけばよい、暴落しても定収があるのでリカバリーできる「積立時期=定年前」、失敗したらリカバリーできない「取り崩し期=定年後」。今の運用の問題への気づき含め、とても参考になりました。カンさん、ありがとうございました。
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